2022年4月の解説 3月のつづきになります
基本天中殺:午未天中殺=目下・部下・子供・未来が不自然となり、理解し合って融合することが出来難いのです。見かけは理性的であり、知性の強い人に見えます。
龍高星・玉堂星があると午未天中殺らしく理知的な人になります。
丙戌=暗合異常干支=異常性が強い=高い教育を受ければ受けるほど、ものの考え方が常識から外れてしまいます。教養が高くなればなるほど異常な性格になります。
逆にあまり勉強しなかった人や、頭脳明晰でない方がよいのです。勉強をしない人のほうが人生を処していく上で安全であり、真面目で実直な人になります。
戊-酉=害=三焦(上焦・中焦・下焦)=天軸の害であり、臓器と臓器の連結部分。特定臓器では膵臓になります。ホルモンのバランスや肉体均衡を崩すとされています。
酉-辰=天軸支合=人間の心を表しています。現実と精神の接点なのです。天軸支合は人の噂や風評によって心が左右されることがないのです。自分の目で見たものや手に触れて感じたものの中から精神世界を作り出します。時代の流れや社会の変貌とともに人生を進むのです。空想一つでも現実を乗り切るための手段になるのです。
ワンポイント=支合は行動を見れば、心が分かるといわれ、支合は正直で、半会は不正直と言われています。
※注意してください。半会の場合は悪く聞こえてしまいがちですが、違った世界観と融合しますので心を隠して周りに合わせることが出来るのです。
戌-辰=天の対冲(天衝冲)=精神的なものから現象が出発します。
年支と日支の対冲ですので、東方と西方の関係であり、物事の未来と物事の結果の間で分裂が起きています。鳳閣星が破壊されるのです。遊び心や冷静な観察力・無理をしないで物事を力まずありのまま伝えることや、今を豊かに優雅に対応することが破壊されるのです。 ※天剋地冲は3月に解説しています。
年運 2022 70 壬寅 車騎星 天貴星 半会 無条 無条
年運の年支と日支の半会=欲の結果の場所です。
結果は大きく膨らみ纏まるような形ですが、現実の世では、中央(立地場所)となにもかかわっていないので、現実的にエネルギー発揮とはならず、満足感を得られない形です。集団の中で自己の理想を形にしようとすれば、苦難は倍加される年になるのです。
東方=現実の未来の場所であり現実的な欲の場所です。「自分はこうなりたい」等
中央=現実の欲というものが、遂行される場所であり、手段や方法や過程の場所。
西方=欲の結果の場所です。「何々になりたい」という結果、どうなったかという場所です。
壬の器の車騎星=流動=車騎星が相当に広く大きく活躍の場を求めていきます。常に競争心や積極的対応をしていきます。
2022年はどのような環境になっても、本人の対応と考えが変化しないのです。
大運 2013 61 丙辰 貫索星 天南星 対冲 支合 比刑
貫索星大運=自我の確立=自分に現象が出る大運となります。
自我が強くなり、独立心旺盛な時代(10年)となります。
人生に迷いが多くなります。自分というものを強く意識し、自我が確立されます。
貫索星大運通過中は、自分の力量を試したくなる時になります。
サラリーマンであれば、独立を考えたり、転職を考えたりするときであり、自営業であれば、さらに一段と飛躍を考えたり、実行するときとなります。
この貫索星の大運中は、自分自身の心と波乱の大運となります。
常にもめごとやゴタゴタが起きる大運となります。
自我が強くなり自分を試したい大運ですが、人体図の司禄星(自分の心)に説得されやすいのです。貫索星+禄存星・司禄星=守備力が弱くなる
ワンポイント:貫索星は禄存星・司禄星に説得されやすい。軍略に使用。
丙の器の貫索星=明暖=明るいムードを表面に見せます。
自己主張の強さを持つ貫索星を和らげます。
人体星図 司禄星(心)純星=他力運=人の影響を受ける人であり人に動かされる
司禄星=大統領 鳳閣星=他国と補佐役 車騎星=目上の国 調舒星=国民・庶民
司禄星+鳳閣星=最終的に何を表現しても結論や結果の落ち着くところは、個人主義です。目の前のことにだけ力をふるい、肉親(自国)と他人(他国)の境界線というものをはっきりと引いてしまう性情です。
自国を大切にし、他国から逃げることは実に上手です。忍耐力と粘り強さは上位を占めるエネルギーになります。
司禄星+調舒星=陰同士の連結で強いエネルギーに変化します。
庶民経済に立脚し競争心に旺盛さが現れます。
司禄星+車騎星=行動力の逞しさがあります。目前に迫った役割には感情は通用せず、前進のみのエネルギーが発揮されます。その性情が一国の舞台を作るものにとって、一番利用しやすい人物になってしまうのです。
司禄星+車騎星の連合は、一国を支える力でもあり、一国を滅ぼす力でもあるのです。
2022年
4月 甲辰 龍高星 天南星 対冲 支合 比刑
龍高星+天南星=改良・改革は中途半端に終わりやすい。信用・信頼のおけない人になってしまう。
権力を掴もうとすることで、争いが伴い、他国から身に覚えのない言いがかりを受けていると感じる月であり、分岐点であり変化期の月。自分の身分が二つになるような月であり、一人なのに二人分働くような月です。
結果的に自分のこれまでが崩れるような月で、過去からの脱皮で、新しい知恵や改革で生まれ変わるような月になります。天の対冲で心にまとまりがない。
5月 乙巳 玉堂星 天禄星 無条 半会 無条
玉堂星+天禄星=過去の伝統や常識や習慣を切り捨てて、現実優先のみの姿勢の月。
狂気半会(土性を含まない)で、自分の所属する場所や自分の立場が大きく膨らみ自信過剰になるような月であり、人の道に外れやすいので注意の半会です。
極端に非常識となったり、実現性の全くない物事を考えだしたり、大きく現実離れを起こすことがあります。理解できない人となります。
6月 丙午 貫索星 天将星 半会(大半会) 無条 無条
天中殺の月となります。心が不安定となり、正しい判断ができないときとなります。自分自身のことを守ることに無理がないように見えますが、天中殺のため不安定な天将星になります。
大半会は周りとの和合や融合を好みません。良いこと悪いことでも大きな結果がでる月となります。二心を持ち強烈な二面性を見せます。
7月 丁未 石門星 天堂星 刑破 無条 無条
天中殺の月となります。心が不安定となり、正しい判断ができないときとなります。
和合性や協調性が発揮され、見えないところでひそかに画策するような月になります。妥協する雰囲気の月のようです。結果的に破法で二倍の苦しみや争いで苦しんでいるところから解決してくれる逃げ場ができるような月となり、いずれにしても人の道から外れた逃げ場になる月。算命学の表現として「昼火事」に相当し気付かないうちに破壊されるような雰囲気の月です。
刑=トラブルで牢獄に入れられたような、そこから逃げ出せない状況をいいます。
破は牢獄から救う意味があり、常道を壊すという意味があります。精神世界を乱し判断力が低下するのが破法です。常道とは人の道であり、常に人として守るべき道です。
10月までには何らかの変化が起きるようです。
丙 〇 〇
戌 酉 辰
東方は人生のスタート
丙→辰=洩気=火生土
全力投球する。自分だけの思いで勝手に動く
立地(中央)
丙→酉=剋気=火剋金
人生は常に冒険・チャレンジ精神・世の中に自分を発揮する
西方(最終段階)
丙→戌=洩気=火生土
最後の最後に気を使う。神経を使う。
朱雀型の運型
行動が周囲へのむけてのエネルギーの放出や発散になります。
職業の範囲はボランティア精神旺盛な教育者や医者、宗教家、明るく楽しさ溢れる大衆的芸術家などに向きます。目下や周囲の人から頼られる存在にならないと自己発揮が出来ないのです。自立の精神を稼働させ、目上や親離れを意識的に早く行うことが良好とされています。
司禄星=同化選別力・味方のみ同化。準備力。自分の(自国)世界以外に気を配らない。固定観念のある心。コツコツと毎日同じことをしてもあきない。
一つを与えて、一つを取るとマイナス。積み重ねをさせないと司禄星が崩れる。
崩れるときは交換条件を出されるときです。
2023 71 癸卯 牽牛星 天恍星 支合 対冲(天剋地冲) 害
不安定な心。自分自身の役目や役割が保てない。役目が出来ない年となります。
牽牛星は役目や役割・仕事の星です。人体図に鳳閣星・調舒星があるため、牽牛星が活きない年となります。前進することに不平不満があり、人の裏切りにあう年であり、自分自身の立場に衝撃的な変化が出る年。戌卯(中央)の支合は結果より途中行程に力を注ぎます。西方の結果の場所に支合は物事が落ち着いた結果・終着・蓄積・まとめとなります。
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