人体星図の読み取り方
まず自分で見たまま、感じたままに素直に人体星図を受け取る
貫索星=守り・自我心
石門星=和合性・仲間意識
鳳閣星=自然体・中庸
調舒星=反発・孤独
禄存星=魅力・愛情
司禄星=蓄積・平和
車騎星=行動力・一本気
牽牛星=用心深い・集団に組みす
龍高星=忍耐・放浪
玉堂星=知恵・伝統
上記はあくまでも命式全体を簡単に把握する為に、意味合いを小数に絞りました。
あまり、杓子定規にとらえず、堅く固定観念では捉えないでください。
視野を大きくして、運命予知はかなりの柔軟性がないと捉えられなくなります。
人間には、本来良い、悪いということはなく、結果が良い悪いを定めてしまうのであって、星そのものにも良い悪いはなく、長所もあり、短所もあり、片方からみれば長所であっても、片方からみれば短所になるといったものなのです。
例えば、頑固ですといったら、悪いように聞こえるでしょうが、裏を返せば頑固さがなくては、その人の立場が保てない。その人の立場によって、頑固さが良くも悪くもなるのです。
(例)
丁 甲 壬
酉 辰 寅
辛 戊 甲
|
牽牛星 |
天極星 |
禄存星 |
調舒星 |
玉堂星 |
天貴星 |
玉堂星 |
天堂星 |
自分が感じたままに、星の意味合いを捉える。但し、それは相手に説明しても、何のまとまりもない分析になってしまいます。
◎相手に説明する場合
「人間関係はこうです」「家族関係はこうです」と項目を一つ一つまとめて説明していきます。
また命式を判断する場合、相手の年令・性別が重要な要素となります。
例題の命式を女性とします。
女性に玉堂星が多く出るということは、やさしさがあり、しかも禄存星もありますので、母性的愛情の強い女性となり、女性にとっては有難い組み合わせとなります。
また牽牛星は攻撃本能ですが、女性が攻撃性を所有することは、どこか勝ち気な面、負けず嫌いな面も同時に併せ持ちます。
従星は、死人の星・老人の星・子供の星ですので、それらの全体の質としてもあまり目立つ事なく、奥ゆかしい人物像となります。
ここで注意することは、守備本能(貫索星・石門星)が表出されていないということです。守備本能が表出されないということは、何事につけても、守るということに関して弱いということです。
それを説明する場合に、星がないから説明できないということではなく、欠けている質を強く説明するという事です。逆も又真なりの方法もとれるのです。
北方との関係(調舒星:牽牛星)
親が大きな組織・集団に入って活躍していたことを現しています。
東方との関係(調舒星:玉堂星)
無意識に自分勝手には動けないことが多いでしょう。さまざまな事に意識することが多くなり、社会的な環境で自然と身につく世渡り術となります。
西方との関係(調舒星:禄存星)
気張らずに無意識に過ごせることが安住に結び付きます。
南方との関係(調舒星:玉堂星)
南方は子供であり、目下の存在です。自分にとっては未来の力でもあります。
自分の将来・自分の未来・自分の子供を意識する度合いが強くなります。
|