宿命の六文字 　　乙　甲　丙 　　丑　午　子 　木２…福分（精神の安定） 　火２…寿分（健康面の安定） 　土１…禄分（金銭・物質運の安定） 　金０…官分（社会的役割・名誉の安定） 　水１…印分（知性・教養の安定） 　上記の人物には、官分がありません。 　この人物は無意識に、名誉・名声・社会的な地位を得ようとしていきます。 　無意識に名誉や地位を得ようとして欲が動いているとも表現できます。 　良い悪いは別問題として、人間は必ず欠けている部分を欲しがるのです。 　その時の意識は無意識なのです。 ◎星の判断 　星とは十大主星・十二大従星のことであり、個人の干支暦から日干を通過させ表出したものです。 　日干（心）を通過させていますので、意識的に動く世界となります。 　算命学では、人間の無意識に現す生き方と、意識して生きる部分（有意識）の両方を判断していくのです。 　乙　甲　丙 　丑　午　子 　癸　己　癸   調舒星   龍高星  禄存星 龍高星   石門星    　調舒星１…伝達本能の陰 　石門星１…守備本能の陰 　禄存星１…引力本能の陽 　龍高星２…習得本能の陽 　世の中に対する反発・反抗心が強く、感性を発揮し、物事を個人的に伝えていく和合性・協調性の質があり、集団を組み守る力量があります。 　愛情・奉仕的気質も強く、集団・組織の中心となる要素があります。物事を広く浅く学び、博識な人となり、処世術として知恵を使うことが上手な人になります。 　さらに大運（想念）と年運（現実）が加わり、本人の宿命と後天運が巧く稼働すると、稼働力が高くなります。その他に気（魂）が入る時と、気（魂）が全く入らないとき（天中殺等）を考慮し、運勢の答えを出します。 　宿命は本質的なものであり、先天的なものです。大運や年運は後天的な運であり、変化するものです。そこで宿命に対して、大運の影響を読み取り、現実の年運を読み取っていくのです。