2024年11月 onepoint |
【十大主星の意味合いの誕生】
十大主星には、もともと素朴な原型があって、やっと現在の用いている形になったのが唐の時代に始まりその後完成したのです。約二千年前のことです。
この十大主星の生まれた順序、考え方の行程などは、誠に雄大な発想があります。
まず、十大主星は陰陽に分類されます。
東方-守備本能…陽=貫索星・石門星=陰
西方-攻撃本能…陽=車騎星・牽牛星=陰
中央-引力本能…陽=禄存星・司禄星=陰
北方-習得本能…陽=龍高星・玉堂星=陰
南方-伝達本能…陽=鳳閣星・調舒星=陰
陰陽に分類された十大主星に、集団と個人という配列をさらに加えます。
横線=現実対応世界
陰の星=集団(石門星・司禄星・牽牛星・玉堂星・調舒星)
陽の星=個人(貫索星・禄存星・車騎星・龍高星・鳳閣星)
縦線=精神対応世界=北方星と南方星が逆になります。
集団の星=石門星・司禄星・牽牛星・龍高星・鳳閣星
個人の星=貫索星・禄存星・車騎星・玉堂星・調舒星
基本の横星
守り
貫索星(+)個人の星
石門星(-)集団の星
引力
禄存星(+)個人の星
司禄星(-)集団の星
攻撃
車騎星(+)個人の星
牽牛星(-)集団の星
基本の縦星
知恵
龍高星(+)集団の星
玉堂星(-)個人の星
伝達
鳳閣星(+)集団の星
調舒星(-)個人の星
「守り」
石門星は集団の星です。
集団で守るために必要なことは和合です。
集団で何かを守ろうとすれば人との協力や和合が必要であり、仲間が必要になるのです。
貫索星は個人の星です。
個人で守ろうとすると頑固さになるのです。
「攻撃」
牽牛星が集団で攻撃すると戦争のような戦いです。
一つの集団を作って攻撃する、組織を作って攻撃するなど、組織作りは牽牛星が必要です。
牽牛星は犠牲をいとわず、勝てばいいと考えるのです。
個人の喧嘩は車騎星で出所進退(地位にとどまることも、辞することも)が自由なのです。
「伝達」
鳳閣星は集団で伝えようとします。だから中庸が必要です。
集団で伝達するためには、片寄っては駄目なのです。
報道ニュースでも、ありのまま皆に知らせなければなりません。見ている人、聞いている人、被害者にも片寄ってはいけないのです。
そこに中庸があります。
個人の星の調舒星で伝えようとすると、そこに情念が入るのです。非常に情的なのが調舒星となります。
「引力」
集団で惹きつける。集団の星は司禄星です。
つまり家庭や家族という集団です。
しかし愛情(禄存星)というのは個人なのです。
「知恵」
個人の知恵というのは玉堂星で、ずるくもなり、逃げることも簡単なのです。
玉堂星は個人的な知恵なので個性的になるのです。
龍高星は集団の知恵ですから、いわゆる一般常識的な知恵であり、広い視野をもつのです。
「直接と間接」
陽の星-直接的
陰の星-間接的
|
|
|
|