運命の原点
人間には運命と宿命があります。
宿命には、性別・家系(両親・兄弟・家柄)等があります。
運命には、学校・就職・結婚・離婚・転職等があります。
宿命は与えられたものであり、変化することのない静的なものです。
運命は自分で選ぶことが可能です。運命は、人間個人が選ぶことの出来るものであり、現在の運命そのものを、変えることが出来るものなのです。
運命を幸運・不運に分類するならば、誰でも幸運を求める事でしょう。但し、ここで云えることは、幸運を求めるにも感が必要なのです。
また自分の運命を良く知ることも大切です。
自分の宿命を自己の本質・器ととらえると、自己の器・本質をベースにしての運命であるという事になります。
人間誰にでも「感」がありますし、事実「感」が働きます。その感が良い・悪いは抜きにして、それでは「感」を働かせれば、運命の幸運を選べるのではないでしょうか?
「感」とは何なのでしょう。人間を肉体と精神に分類し、肉体を体とし、精神を気とし、人間を区分することも存在するはずでしょう。
それでは、肉体すなわち体の「感」とは何でしょう。体の感とは、聴覚(木)・味覚(火)・触覚(土)・臭覚(金)・視覚(水)を備わっています。
肉体側に五感の存在があれば、肉体と一体となっている、不離一体の存在の精神にも、同じような五感の存在があるはずです。そこで、精神(気)の五感を調べてみますと、第六感・第七感・第八感・第九感・第十感となります。
日常第六感という言葉は、一般的に使用することもあり、肉体を超えた存在であるのですが、現実的に近い感覚として使っています。
気の感
六感は常感
七感は準霊感
八感は霊感
九感は超能力
十感は神に近い能力
気の感
第六感(常感)
通常人が所有している感覚で、常に働くもの。
第七感(準霊感)
霊感を感じる一歩手前の感覚で、何か無形のものが頭の中で形になって現れることのある人です。人生の進路・組み立てが感覚で出来る人。
第八感(霊感)
肉体の動きとはまったく別行動し、働く感覚です。俗にいう霊感師・超能力者。
第九感(超能力)
肉体にも五感があるように、霊魂世界(精神界)において、五感をバランスよく備えた人。
第十感(神に近い能力)
実際に霊感を働かせ、多くの人を救える人。
神に近い存在で、現実の利益を考えない人。
このように気にも(気の感)低いランクから高いランクのものまであります。運命を改良しようとしたら、感性のレベルを高くしなければなりません。感性を高めてこそ、幸運を掴めることになります。
肉体の五感は、その場、その場の現実しか感じません。しかし、気の五感はいつの時点でも、これから先の事、最近の事でも感じ取る力があります。
気の五感を大いに高め、利用してこそ幸運もあり、運命の改良があるのです。
時には肉体の五感を全て停止させ、静寂の中で思考を積み重ね、気の感を高める為に機会があったら、座禅を実行するとか、一人になって深く考える事も必要かと思います。
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